47『塩の街』

塩の街―wish on my precious (電撃文庫)
塩の街―wish on my precious (電撃文庫)』 有川浩 角川書店 ¥550 ISBN4-8402-2601-6
塩害っていう設定はすごく良かったなあ。街中に残された白い柱の意味とか。後半になるに連れて塩害のメカニズムだとか塩害を解消する方法が明らかになってゆくわけだけど、すごく乱暴で勝手なことを言わせてもらえば、そこまではいらなかったなあって感じです。なぜ東京が塩の街と化したのか、もとに戻る可能性はあるのか、その方法とは。それらには触れないままで真奈と秋葉の二人だけの世界を描いてほしかったなあなんてことを思いましたとさ。そういうの、何て言うんでしたっけ。世界系? 挿絵が……某ゲーム会社ってあれじゃないのか……うん……。秋葉の髪を、勝手に茶か金、肩ぐらいまで伸ばしてるイメージで読んでたので挿絵で「!?」てなったよ。しかし電撃久々に買った。