人と話していたい。と思う。今日みたいにひとり、布団の中で本を読んで、一言も発さずにいると、段々いろんなことが憂鬱になってくる。時計を気にしだす。あと何時間で今日が終わるのか逆算を始めてしまう。そして導き出される答えにうんざりする。誰かと話していればこんなことは起こらないのだ。すべては脳味噌の中での一人問答が原因なのだから。他愛もない話をしているときなら自分の事もはっきり見えてくるのに、一人になるとどうにも駄目。いつからこんなに一人の時間が嫌いになったのか。寂しくてしょうがないんだ。