9,10『クビキリサイクル』『クビシメロマンチスト』

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス) クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)』 西尾維新 講談社 ¥980 ISBN4-06-182233-0
クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)』 西尾維新 講談社 ¥980 ISBN4-06-182250-0
こういった類の話は、読めはするものの感想は書きづらい。自分の手(というか思考)の届かない高さで物語が展開しているからなんだろうか。それは他のミステリに関しても一緒なんだけれど。ただ受容するだけの読み方が定着してしまっているせいもあるのかもしれない。
だもんで、事件の全体像はいっくんの行動・言動(わりと読んでいて苛々する)を追いかけながら把握していくしかなかったんだけども、単純に面白いと思って読めた。玖渚友*1との関係とか、そのへん色々と気になるところだけど、3作目以降で明らかになるのかな。しかし、表紙を見れば自明だったというのに。悔しい。

*1:1作目の終盤までずっと「くさなぎ」だと思って読んでいた。