小川洋子ブラフマンの埋葬』が平成16年度泉鏡花文学賞
http://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/bungaku/kyouka/kyouka.htm

ブラフマンの埋葬

ブラフマンの埋葬

本屋大賞に続いて泉鏡花文学賞かあ。博士の愛した数式もオススメですがこれも面白いですよ。主人公がある日家の前で見つけた小さな動物、ブラフマンと過ごした日々の記録。物語というより記録と言った方が適切かもしれないね。ブラフマンていう小動物の姿がね、どういう種類の動物かっていう表現が無いので(姿かたちの描写はある)読む人の頭の中に生きてる感じがすごくするんです。かわいいんだこれが。淡々とした文章だからこそ余計に愛らしさが伝わってくる。読み返そうっと。授賞式明々後日ってことは随分前の話なのねこれ。