63『まほろ駅前多田便利軒』

まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒』 三浦しをん 文藝春秋 ¥1,680 ISBN4-16-324670-3
読んだ。実はエッセイの方が好きだったりする三浦さんの最新作。便利屋の男、多田が、彼の高校時代の同級生、行天と思いがけず再会したら、何故だか厄介な依頼が次々舞い込んで……というお話。一見ハードボイルド?ていうあらすじですが中身はそんなことなかったです。どちらかというとドタバタ劇の色が濃い。三浦さん腐れ縁書くの上手いなあ。『白いへび眠る島』ほど読んでてアワアワすることもなく、会話のテンポもするするっと軽快で、うん、面白かった。
下村富美さん(扉絵書いている方)がそのまま漫画化したらいいなあ、なんて思いました。