下北沢系って言われて真っ先にBURGERNUDSと音速ラインが浮かびます。先日メッセで「下北沢系」っていう言葉を使ったんですが、実は定義がいまいちよく分からないんですよね。今上げた2バンドみたいな感じの、っていう理解の仕方なので。個人的には、ギターロック或いはギターポップであり、歌詞は地についた感じ。あまり壮大なテーマを歌うことはなく、どちらかといえば内向きで、世界観は『君と僕』で出来上がっていて狭い(悪い意味ではない)のが、それにあたるんじゃないかなあと思うのです。ほんとにこれ、明確に「これこれこうだからこのバンドは下北沢系である」って基準はあるんだろうか。活動場所ってだけではない気がする。うーん。
それはそれとして、昨晩久々にBURGERNUDS聴いたら初めて「遺失物取り扱い係り」を聴いた夜のことを思い出した。「死んでみたくなる」ていう歌いだしに衝撃を受けて、その後CDを買い求め、同僚に薦め、その同僚が誘ってくれたワンマンに行ってライヴの楽しさに目覚めて。BURGERを追ううちにどんどん好きなバンドが増えていって、それで生まれた人間関係の上に今の私がいるわけで。あの時ラジオから流れてくる曲のタイトルをメモしておかなかったら今自分がどんな音楽聴いてたのか想像もつかないんだろうなって思うと、色んな意味で多大な影響を受けたバンドなんだなって感慨深くなります。はー、しんみりしちゃう。