苔が一面に生えた山を登っている。同行者は弟と中学時代の同級生数名とFF6のシャドウ、そしてマツケン。もちろんサンバの時のお召し物。山は斜度70度ほどだろうか、苔のせいで酷く滑るので、山肌のわずかなでこぼこに手を掛け足を掛けして登る。途中「うわあ〜」と叫び声。振り返ると同級生とマツケンとがずるずる滑り落ちてゆくのが見えた。そのままのろのろと登り続け、やっと頂上へ。何故かコンクリで整備されたそこには石柱やらベンチやら池やらがあって、作ったはいいが人一人やってこない高原の美術館のよう。しかし私は知っている。ここは自殺の名所なのだということを。ベンチに腰掛けているのはミイラ化した男性の死体(ドレッドヘアだけが生前のまま)、池の中には白骨死体が沈んでいるし、植え込みの中には頭蓋骨が。記念写真を撮ろうなどとトチ狂ったことをいう友人が、ドレッドの死体を抱えながらこちらに向かって走ってくる。私はマツケンの背に隠れるが、マツケンは「俺は帰る!」というなりダッシュで山を下っていってしまった。迫る友人とミイラ。わーと悲鳴を上げたところで覚醒。
もう何を暗示してるとかどうでもよくなってくる。