まだ、全然、解散しちゃっただなんて思えない。数ヵ月後にまたどっかでライブやってるとしか。そこにはあの3人がいて、曲の合間合間に青臭いMCが入って、鼓膜をビリビリいわすような音を届けてくれる。そんな幻想に捕らわれる。これっきりだって気付くのに私はどれだけかかるのだろう。ただそのときに真っ先に思い出すのはきっと門田匡陽のあの言葉だ。
『退屈だとか絶望だとか、それすら嘘に思える』
彼らのことを好きでよかった。