その1:母親にしがみついて号泣している私。理由は全く思い出せないが近年稀に見る泣きっぷり。途中、ああこれは夢なんだなということに気付いたけれど、もうちょっと浸らせて欲しいなあなんて思いながら暫く泣いていた、という夢を見た。つまり夢中夢。私にしては複雑な構成の夢を見たものだ。
その2:目の前に高くそびえる石壁に、まっくろくろすけが張り付いている。大きさはウニほどで、見た目はケセランパサランが真っ黒になった感じ。目などはついていなくて、時折昆虫めいた移動をするのが気味悪く、目を逸らす度胸のない私はそいつをじっと凝視していた。時間の経過が希薄になる不思議な夢だった。
その3:その石壁の下方にある裂け目の中に妹が腕を突っ込み、まっくろくろすけを引きずり出していた。
その4:野ッ原で延々とアヒルを追い続ける……ていう……うん……。