海驢を引く野良猫

MAGGOT IN TEARS

MAGGOT IN TEARS

myspaceで聴いた曲がどうにも忘れられなくて購入。発売まで指折り数えて過ごしたのは久々のことでした。
「"Lorraine"」や「Marine」に見られるような水中で聴いてるみたいな篭ったギター*1だとか、ところによりとても中世的に思えるアチコさんのヴォーカル(喉って楽器なんだなーと思わずにはいられない)だとか、憎たらしいくらいタイトなリズム隊*2。絶妙なバランスで成り立ってるバンドなのだと思う。どっかのインタビューで、曲はセッションで作ってるて言ってなかったかな。緻密に織り上げたとも思えないけど、勢いだけで作り上げたとも思えない。これ以上足しても引いても駄目っていう、かなり狭いところに見事に着地してみせたアルバムだと思います。myspaceに上がってない曲の中では「Flapper」が好き。ソプラノサックスもいい仕事してて、憎い。

*1:アートとかしろっぷとかこんな感じの音だよね

*2:さすがはdowny。もう4年……か。