100冊

69『狼と香辛料』

『狼と香辛料 (電撃文庫)』 支倉凍砂 メディアワークス ¥620格(税込み) ISBN4-8402-3302-0

68『人生激場』

『人生激場 (新潮文庫)』 三浦しをん 新潮社 ¥500(税込み) ISBN4-10-116753-2

67『グーグル―Google』

『グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)』 佐々木俊尚 文藝春秋 ¥798 ISBN4-16-660501-1 感想らしい感想書けない(のはいつものことです)。本書に書かれている通りの世の中になるのは個人的には歓迎できないなー。薄気味悪さを感じた…

66『愛がなんだ』

『愛がなんだ (角川文庫)』 角田光代 角川書店 ¥499 ISBN4-04-372604-X 怖い。帯にも書いてあるけれど、他人事だと、フィクションだと割り切って読めないほど怖い。好きな人が世界の全てになって、それ以外はどうでもいいと思ってしまう、だから自分の事も…

65『庭の桜、隣の犬』

『庭の桜、隣の犬』 角田光代 講談社 ¥1,680 ISBN4-06-212589-7 面白かった。角田作品を読むのはこれが2冊目。いいなあ。この人の本、もっと読みたい。テーゼの存在しない夫婦の毎日、終始ゼロのままだったカウンターが突如としてプラスに転じていくシーン…

64『やややのはなし』

『やややのはなし (文春文庫)』(書影なし) 吉行淳之介 文藝春秋 ¥450 ISBN4-16-751703-5 エッセイ集です。文章がアクロバティックってわけじゃないのに、この人にしか書けないだろうなっていう文体。作家の中にはそういう人が確かにいて、吉行淳之介もそ…

63『まほろ駅前多田便利軒』

『まほろ駅前多田便利軒』 三浦しをん 文藝春秋 ¥1,680 ISBN4-16-324670-3 読んだ。実はエッセイの方が好きだったりする三浦さんの最新作。便利屋の男、多田が、彼の高校時代の同級生、行天と思いがけず再会したら、何故だか厄介な依頼が次々舞い込んで……と…

62『終末のフール』

『終末のフール』 伊坂幸太郎 集英社 ¥1470 ISBN4-08-774803-0 今まで読んだ伊坂作品の中で一番良いと思ったし、この先もこれがナンバーワンだろうなあと思う。あと3年で小惑星が衝突するはずの地球、日本、仙台が舞台の短編集。恐慌状態に陥った人というよ…

61『白いへび眠る島』

『白いへび眠る島』 三浦しをん 角川書店 ¥660 ISBN4-04-373603-7 生まれ育った場所に帰って来たのに気持ちだけが馴染めないでいるという疎外感、孤独、違和感、みたいなものが滲み出てて、分かるわーそれ*1、なんて思いながら読み進めていたら、ストーリー…

マイルール改定

コミック・雑誌以外の書籍を対象とする 原則として、初読のものを対象とする 期限:2006/12/31 こんな感じでやりますね。二ヵ年計画です。流石に三年目は無いよね……。

60『質問力』

『質問力 ちくま文庫(さ-28-1)』 齋藤孝 筑摩書房 ¥480 ISBN4-480-42195-5 「コミュニケーションしなぁ〜い」(アヒト声でよろしくどうぞ)状態の今、これを読んでるというのはなんとも皮肉な話よの、などと思ってしまうわけですがそれはどうでもよくて。座…

59『ディアスポラ』

『ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)』 グレッグ・イーガン、山岸真 早川書房 ¥945 ISBN4-15-011531-1 こないだ、おいしいがんもどき食べたさに以前暮らしていた町まで買い物に出た際、ふらふらっと入り込んだ本屋で購入。そこはめちゃめちゃ怖い顔のオッサン…

58『ニート』

『ニート』 絲山秋子 角川書店 ¥1260 ISBN4-04-873643-4 窮地に陥っている「キミ」を救うために銀行口座にお金を振り込んだり、自分の家に連れてきたりと世話をやく小説家の「私」。「キミ」が単なるヒモでないのは、べたべたに依存しきっているわけではな…

57『ブルースカイ』

『ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)』 桜庭一樹 早川書房 ¥680 ISBN4-15-030820-9 「えー!」としか! 確かにブルースカイはブルースカイだけどもさ、なんかこう、救いが無いよー。でも面白かった。あんまり読み返したくは無いのだけど。悲しくなるから。

56『傀儡后』

『傀儡后 (ハヤカワJA)』 牧野修 早川書房 ¥840 ISBN4-15-030788-1 ラストに近づくにつれて理解の範疇を超えてった。面白いんだけど、も!

53,54,55『マルドゥック・スクランブル』

『マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)』 冲方丁 早川書房 ¥660 ISBN4-15-030721-0 『マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA)』 ¥680 ISBN4-15-030726-1 『マルドゥック・スクラン…

52『駿河城御前試合』

『駿河城御前試合 (徳間文庫)』 南條範夫 徳間書店 ¥876 ISBN4-19-892321-3 グロ駄目なのにぐいぐい引き込まれて読んだ。最終話のどうしょうもなさといったら。

51『マレー蘭印紀行』

『マレー蘭印紀行 (中公文庫)』 金子光晴 中央公論新社 ¥680 ISBN4-12-200524-8 散文というより詩。旅の感傷をとことん排し、読み手の感情移入を容易には許さない。 IEで見るとウムラウトが文字化けしていることに気づいたので今回から冊数のみ表記というこ…

50『御宿かわせみ(上)』

『御宿かわせみ 上』(書影なし) 平岩弓枝 文藝春秋 ¥1,381 ISBN4-16-362590-9 NHKのドラマを見ていたせいで、あの配役*1をあてはめて読んでしまった。それはそれとして面白かったです。時代小説を読んだのは多分これが初めてだと思うんだけど、第一作がこ…

49『家族八景』

『家族八景 (新潮文庫)』 筒井康隆 新潮社 ¥400 ISBN4-10-117101-7 読後感悪すぎるよおおおお。

48『深夜特急1 香港・マカオ』

『深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)』 沢木耕太郎 新潮社 ¥350 ISBN4-10-123505-8 今はこれと平行して金子光晴も読んでるところ。好きです。ぶくおふで初版¥105で発見してワーイつって買ったのに、父親の趣味で家に揃ってたという悲しさ。これドラマ…

47『塩の街』

『塩の街―wish on my precious (電撃文庫)』 有川浩 角川書店 ¥550 ISBN4-8402-2601-6 塩害っていう設定はすごく良かったなあ。街中に残された白い柱の意味とか。後半になるに連れて塩害のメカニズムだとか塩害を解消する方法が明らかになってゆくわけだけ…

46『桃色トワイライト』

『桃色トワイライト』 三浦しをん 太田出版 ¥1400 ISBN4-87233-973-8 先月読み終えていたのを忘れていた。三浦しをんのエッセイ第6弾。なんちゅうか、本当に、濃いなあ。妄想力と観察力のどちらもが優れているよ。個人的に好きなのは第二章 逼迫アクシデン…

45『流星ワゴン』

『流星ワゴン (講談社文庫)』 重松清 講談社 ¥695 ISBN4-06-274998-x そういえばなかむーが持ってたよねこれ。昨日、腹痛をやり過ごそうと寝床で読んでいて、見事に痛みを忘れ、すすり泣きながら読み終えた一冊。だめだあー。過去をどれだけ弄っても起きて…

44『エイジ』

『エイジ (新潮文庫)』 重松清 新潮社 ¥667 ISBN4-10-134916-9 顔を歪めながら読んだ。

43『星の王子さま』

『星の王子さま (集英社文庫)』 池澤夏樹 集英社 ¥381 集英社 ISBN4-08-760494-2 本屋でななの13巻(頼まれもの)を探しているときに目に付いたので衝動的にお買い上げした一冊。内藤濯氏が訳した岩波のものは小学生の時に読んではいたけど、十年後に読むの…

42『感傷の街角』

『感傷の街角 (角川文庫)』(書影なし) 大沢在昌 角川書店 ¥620 ISBN4-04-167107-8 100冊読書クラブ夏の課題図書1冊目の感想、長いこと書かずにいて申し訳ない。実は先月の時点で読み終わっていたんだけど、感想を書けるほど物語の中に入って読むことがで…

41『月魚』

『月魚 (角川文庫)』 三浦しをん 角川書店 ¥540 ISBN4-04-373602-9 とある古書店の3代目、本田真志喜と彼の友人で古書の卸を営む瀬名垣太一の二人が、お互いの過去に暗い影を落とす事件から目を背けたり向き合おうとしたり、でもお互いがお互いに見える口実…

40『しをんのしおり』

『しをんのしおり』 三浦しをん 新潮社 ¥1,400 ISBN4-10-454101-X o-mo-si-ro-i !!!!!! 実は『ロマンス小説の七日間 (角川文庫)』*1を読む前にこちらを読んでいたのです。そしてこのエッセイが実に面白かったので三浦しをん大好きになってしまったという。…

39『ロマンス小説の七日間』

『ロマンス小説の七日間 (角川文庫)』 三浦しをん 角川書店 ¥590 ISBN4-04-373601-0 お、も、し、ろいですこれ。もっと早く読めばよかった。後悔しきり。本作を手に取るきっかけを与えてくださったはぎさん曰く、「村上春樹の「世界の終りとハードボイルド…