2006-10-14から1日間の記事一覧

読書カテゴリの嵐。そうでもないかな。読了本はまだ数冊あるのだけどね。 今日は出かける用事があって昼過ぎに家を出たのはいいんだけど、行った先で道に迷って1時間もさまよった挙句、目的地に辿り着けずに帰ってきてしまった。ブーツで1時間も歩いたらば両…

75『邪魅の雫』

『邪魅の雫 (講談社ノベルス)』 京極夏彦 講談社 ¥1,680 ISBN4-06-182438-4相変わらず寝ながら読むには厳しい厚さですこと。あいつがそいつでそいつがどいつ? って終始混乱しっぱなしで……読み終えて日数経ってるのにまだ頭ん中で整頓できてないです。やや…

74『わたしを離さないで』

『わたしを離さないで』 カズオ・イシグロ 早川書房 ¥1,800 ISBN4-15-208719-6解説から言葉を一部借りると、この小説は「細部まで抑制が効いて、入念に構成されて、感情があふれ出すぎりぎりのラインを決して踏み越えない小説」なのだろうな……という感想を…

73『ツレがうつになりまして。』

『ツレがうつになりまして。』 細川貂々 幻冬舎 ¥1,100 ISBN4-344-01143-0「夜は、必ず、明ける」っていい言葉だなあ。私自身は病気ってわけではないんだけど(た、多分)、どうにも低空飛行で上昇する兆しが見られなくてもがいてる中、この本を読めたのは…

72『西條八十詩集』

書影なし 『西條八十詩集』 西條嫩子 角川書店 ¥260 ISBNなし下北沢の古本屋で150円。昭和55年第八版だって。八十は人の意識の中にのみ存在する夢、希望、苦悩、感覚を詩に表したいと望んでいた、と解説にはあって、「梯子」という詩を読むにつけそれを実感…